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クレイトンとフィンシアの統合新ブロックチェーンKaia!アジアWeb3普及へ

クレイトンとフィンシアの統合新ブロックチェーンKaia!アジアWeb3普及へ

今回はクレイトン(KLAY)とフィンシア(FNSA)によって開発された新ブロックチェーン『kaia』を紹介します。

Kaiaは、2024年中にメインネットをローンチ予定であるプロジェクトです。

統合元のクレイトン(KLAY)とフィンシア(FNSA)の特性も交えつつ、この二つの仮想通貨の統合が生み出すアジア最大のweb3を目指すKaiaについての情報を一緒に追っていきましょう!

クレイトンとは

クレイトン(KLAY)とは、韓国の人気メッセージアプリである『カカオトーク』を運営する株式会社カカオの子会社によって開発された仮想通貨です。

カカオトークと言えば、一部の日本人にも利用者がいるほど韓国では日本でいうLINEのような有名なアプリであり、その勧告の超一流企業が関わっている仮想通貨になります。

ここからはクレイトン(KLAY)の特徴を見ていきましょう。

まずクレイトン(KLAY)は、分散型アプリケーションの開発ができる基盤を持っており、”イーサリアム仮想マシン”の機能も持っています。

イーサリアム仮想マシンとは、イーサリアム(ETH)で開発された分散型アプリケーションをクレイトン(KLAY)に移植することができる機能です。

イーサリアム(ETH)と言えば、ビットコイン(BTC)の次に有名と言っても過言ではない仮想通貨になっており、現状の分散型アプリケーション開発基盤を持つ仮想通貨では間違いなくトップの存在でしょう。

様々な分散型アプリケーションをイーサリアム(ETH)から移植できることもあり、これからクレイトン(KLAY)の分散型アプリケーションも充実していくことが想定されています。

次にクレイトン(KLAY)の手数料(ガス代)は低コスト化を達成しており、情報処理速度も高く、イーサリアムキラーとして名高い仮想通貨であるソラナ(SOL)に引けを取らないほどです。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのブロックチェーン技術最初期の仮想通貨は両社が多く、処理の遅延や処理負荷により手数料(ガス代)が高くなったりすることが多々起こっていますが、クレイトン(KLAY)はそのデメリットを解消できています。

他にもクレイトン(KLAY)はガバナンストークンとしての役割を持っています。

ガバナンストークンとは、クレイトン(KLAY)を持ち、評議会に参加している企業がクレイトン(KLAY)の今後の方針や運営などに携わることのできる仮想通貨を示します。

既に31団体が参加していることを確認できており、将来的には分散化を進めるため50団体を目指し、最終的には100団体まで参加してもらいDAO(分散型自律組織)としての機能すること想定しています。

クレイトン(KLAY)の開発は現在、非営利団体であるKlaytn財団が行っており、拠点はアジア各国への移動や支援に利便性の高いシンガポールとなっており、世界中に事業を展開していくことを見据えている。

アジア圏でのサービスを拡大し、アメリカやヨーロッパへと普及していけばクレイトン(KLAY)の需要も高まるだろう。

インターネット上に構築された仮想空間にアバターと呼ばれる自分の分身で3次元世界に入り現実世界と限りなく近い状態で活動できる状態、つまりメタバースの事業にも注力しており、今後の活動が期待されている。

クレイトンの日本向けX(旧Twitter)はこちらになります。

フィンシアとは

フィンシア(FNSA)とは、日本でおなじみのメッセージアプリ『LINE』を開発したLINEグループ傘下が発行している仮想通貨であり、運営にはソフトバンクも参加しています。

LINEのユーザー数は2023年6月時点で9500万人となっており、日本での普及率は皆さんのご存じの通り。

それではフィンシア(FNSA)の特徴を見ていきましょう。

フィンシア(FNSA)はLINEグループが独自に開発したプライベートブロックチェーンを持っております。

プレイベートの名の通り、従来のブロックチェーンのような透明性は無いですが、ユーザーのプライバシーを確保できており、手数料(ガス代)がかからないという利点があります。

フィンシア(FNSA)は、LINEでの買い物やサービス利用時に使用できる他、ユーザーに対して報奨金としても使われています。

ユーザーがフィンシア(FNSA)を使用するほど成長していき、その都度報奨金としてユーザーにフィンシア(FNSA)を供給する設計になっています。

フィンシア(FNSA)を使用できるもの中には『LINE NFT』が存在します。

プライベートブロックチェーンを基盤としてNFTの発行や販売を行える他、NFT購入者からNFTを欲しいユーザーへの二次販売も行えるサービスとなっています。

アニメやアーティストにキャラクターなどの様々なジャンルのNFTが存在しており、フィンシア(FNSA)を使用して手に入れることができるため、気になる方はぜひ利用してみてください。

フィンシア(FNSA)は需要の増加に合わせて供給量を増やしていく仕組みとなっており、ユーザーが増えることで成長を続けていきます。

さらには『歩くことで仮想通貨を稼げるゲーム(BCG)』であるステップン(STPEN)をプライベートブロックチェーンで扱えるよう開発を進めているという情報もあります。

今後の情報にも期待を持てますね。

Kaiaの統合進捗と最新の開発状況

前途したクレイトン(KLAY)とフィンシア(FNSA)の共同開発・統合が行われているKaiaですが、その進捗はどうなっているか。

2024年6月中旬時点で公表されている情報をまとめていきます。

結論から言えば、Kaia の統合作業は確実に進んでいるようです。

しかしながら、大規模なブロックチェーン統合は仮想通貨界隈で初めての出来事であり、まだまだやるべきことがあるようです。

過去数週間にわたり、Kaiaを発行するための中核となる主要パートナーがクレイトン(KLAY)に加入済みであり、主要パートナーの中にはCapybara DEX、DragonSwap、Flipside、KaiaSwap、Pyth、LayerZero、Stargate、Wormholeなどが含まれており、今後さらに増える予定とのこと。

長期的な運営を見据えてパートナーとブロックチェーンの情報を検索するエンジンの開発に着手しており、メインネットの公開と共に準備が整う予定となっています。

Discordを始め、コミュニティとSNSの統合も開始しており、Kaia用のブログとSNSアカウントの準備も整っており、メインネットの公開に近づくにつれて公開される予定です。

コア開発に関して、テストネット「Kairos」での作業を完了しており、メインネットの開発作業も順調に進んでいるとのこと。

複数のセキュリティ監査のうち最初の監査が完了したが、Kaiaの分散型台帳技術への登録が予想より時間がかかっているため、メインネットの公開は2024年10月~12月に延期する必要があるとのこと。

メインネットを立ち上げる前に基盤を確立する必要があり、規制を遵守することで最小限の障害でアジア全域に導入できるブロックチェーンエコシステムの構築を行っている。

Kaiaの分散台帳技術はアブダビ・グローバル・マーケットと協力し、ブロックチェーン業界の健全な成長を促すように設計を慎重に考え、ルールの構築に努めているとも報告されています。

Kaiaの目標はブロックチェーン業界が規制当局と協力し、Web3のメリットを多くの人々に感じてもらうその代表例となることであり、メインネットと同時に公開される誰でも扱えるKaiaポータルサイトなども公開するようです。

Kaiaポータルサイトはユーザーが各機能に素早く簡単にアクセスできると同時に、ブロックチェーン上での活動に報酬を与えるものです。

フィンシア(FNSA)からKaiaへのスワップやエアドロップサービスに始まり、他のネットワークに仮想通貨を送るブリッジ、円やドルからの仮想通貨への変換、仮想通貨のスワップなどにも対応しており、公開が楽しみですね。

Kaiaの今後の予想と将来性

さて、ここまではkaiaの開発状況と元となるクレイトン(KLAY)とフィンシア(FNSA)の情報を見てきました。

この項目ではKaiaの今後の予想をしていこうと思います。

筆者はクレイトン(KLAY)とフィンシア(FNSA)の段階で構想されていた試みもKaiaに引き継がれるのではないかと考えています。

まずは当初の目的通りアジア圏へのWeb3事業拡大から全世界への普及を目指していくと考えます。

その上で中国の仮想通貨界隈への規制が解除されたり、中東の発展により資金の流れが仮想通貨へと向けられた場合、アジア圏で成長を続けているKaiaの成長にも大きく繋がってくるのではないかと予想しています。

クレイトン(KLAY)ベースのブロックチェーンになりそうなため、情報処理速度や手数料が低いという利点も大きく市場拡大に繋がってくるだろう。

もちろんメタバース事業に注視している点も魅力的であり、Kaiaが織りなすメタバースはどのような世界になるのか今後の活動が本当に楽しみです。

また、フィンシア(FNSA)で開発が考えられていたステップン(STPEN)のように、BCGとの関係も今後発展していくかもしれませんね。

BCGに興味がある方はNGGでも紹介していますので、こちらを見てみてください。

プライベートブロックチェーンの技術の転用でプライバシー保護にも配慮したシステムなども考えられますね。

このように多くの将来性を秘めており夢を魅せてくれるKaia、メインネット公開が非常に楽しみですね!

まとめ

今回はアジア最大Web3に向かって開発が進められているKaiaを紹介させていただきました。

二つの大きなブロックチェーンの統合の難易度に反し、一部の遅延はあるものの順調に計画が進んでいるようです。

個人的にはかなり期待でき将来性もあり、夢の広がる仮想通貨界隈には嬉しいニュースなのではないかと思います。

今後の発表を楽しみにKaiaの公開予定であるブログやSNSなどにもチェックしていきメインネットの公開に備えましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました!